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これって産後うつだったのか! [産後うつ]

「産後うつ」の症状を、世の中のどれ程の人が知っているのでしょう。


うつというと心の病と表現する人も多けれど、脳の伝達物質が不足して起こる脳の病気とも言われています。産後は、女性ホルモンのバランスが崩れることも発症の原因とも言われます。

子どものために育児を懸命にしているのだから、心の病とは思えず、ただ身体の不調に悩まされているママたちが、世の中にたくさんいるのではないでしょうか。

私もそのひとりでした。

子どものために頑張れば頑張るほど、ダメになっていく・・・。起き上がれない程のひどい肩こりと頭痛、浅い眠り。慢性的な疲労感、高い熱があるわけでもないのに毎日毎日身体が重い。子どもが産まれたのを境に、本が読めなくなったり、料理が出来なくなったり、できなくなってしまったことがたくさんありました。

そして体調不良からくるイライラ。子どもに必要以上に怒ってしまって自己嫌悪で涙したり。この出口のないトンネルから抜け出すことができるのか・・・。

これって「産後うつ」でした。

「産後うつ」を知ったとき、嬉しくて眠れませんでした。病気なら治療すれば治るかもしれないという光明が差しました。優しい旦那さまとかわいい娘たちのために、ここから這い上がってやる!と少しだけ元気がでました。

「産後うつ」に陥ったら、通常の育児マニュアルに従おうとしたら、かえって症状が悪化してしまうように思います。どこのお母さんだって育児大変でも頑張っているのに。どうして私にはできないのだろう?

後から考えてみれば、育児って大変、の大変の次元が違っていたのです。病気なのだから、それほど大変でないことが、とっても大変!になってしまうのです。

長年産後うつの状態に陥ってしまった私の体験をブログを書くことで、同じような思いをしている悩めるママたちに、病院に行った方がいい場合もある、ということを知って欲しいと思っています。

せっかく授かった宝物の子どもと穏やかで優しい時間が過ごせますように。


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はじめまして。産後うつで療養育児中。2人の女の子のママです。


(2003年) 早産で帝王切開にて長女出産。1500gほどの極小低体重児でした。慢性的な疲労感、ひどい肩こり、頭痛、不眠などの症状。そして、料理が出来ない、本が読めない、など出産前はできていたことが出来なくなりました。

(2007年) マイホームを建て新居にお引越し。

(2008年) 帝王切開にて次女を出産。集中力、判断力の低下、ひどい物忘れなどの症状で家事ができなくなりました。

(2009年) 女性外来を受診。甲状腺などのうつ症状が出る内科の検診は異常なし。紹介状を書いてもらって精神科を受診。うつと診断されました。

(2010年) 庭の工事。

(2017年) うつ病から双極性障害2型と診断が変わりました。

現在も通院しながら、のんびりと療養育児中です。


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産後うつを自覚した時 [産後うつ]

私の体調不良の症状が産後うつにぴったりだと気付いたのは、発症から5年後でした。そして現在は7年目。


きっかけは、旦那さまに言われた一言でした。

次女の産後3ヶ月ごろから、集中力の低下がひどくなり、新車を擦りまくって傷だらけに。若年性のアルツハイマーなのか?と心配になるほど物忘れもひどくなり、これはきっと産後のせいだよ、と主張する私に、旦那さまは笑って言いました。「お前はいつまで産後なんだよ」と。

そう、考えてみたら、いろいろなことが出来なくなったのは長女の出産後からでした。

すぐにインターネットで検索すると、5年も悩まされていた症状が、ポンっと「産後うつ」と出てきたのです。記事を集めてプリントアウトし、主人や私の母、主人の母など、育児と治療に協力してもらわなければならない人たちに渡して理解を求めました。残念ながら、思い立ってすぐに治療を始められた訳ではありませんでしたが・・・。

それにしても、なぜそれまでに相談した方々から、「それって産後うつかも」の言葉がなかったのかと、正直、憤りを覚えました。

長女出産後の体調不良等を、保健師さんや助産師さんに話したり、育児の電話相談、児童相談所にも電話しました。次女が産まれてから、長女がいわゆる「赤ちゃん返り」で毎朝ぐずって大変だったこともあって、色んな所に相談しました。

児童相談所に面談に行ったのは、電話から1ヶ月後。予約でいっぱいとのことでした。

「私は産後うつではないでしょうか。」という私に、担当の方は「お電話で話した時にそうではないかと思いました」と言いました。「では、なぜ教えてくれなかったのですか?」と聞くと、「お医者様ではないので、うかつに言って症状が悪化してしまってはいけないので、何回も面談を重ねて大丈夫そうだったら申し上げますよ。ご自分で気付かれて、良かったですね」と言われました。

毎日毎日が拷問のように辛かったので、その言葉に唖然としました。たしかに重度のうつ症状は自殺につながると思いますが、自覚する以外にどこに相談すればよかったのでしょうか。気付くまでの5年はあまりにも長く、地獄のように辛い日々でした。


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病院にたどり着くまで [産後うつ]

次女の出産半年後、ひどい物忘れと思考力の低下で頭の中が真っ白状態になりました。


ミルクをあげた時間も、オムツを変えた時間も全然覚えられず。赤ちゃんが泣いたら、ミルクかオムツどっちだ?くらいのところなので、それほど困ることはありませんでしたが、家事が全然できなくなりました。

座り込んだまま立ち上がれないこともしばしば。実家に帰省して静養したりしなかったので、やはり無理があったのでしょうか。体調不調は長女の出産後からずっとだったので、ますます状態が悪くなったようでした。

これはもう、病院に行こう!と決意。私の中ではもう限界!というところでした。

ちょうど私の母が仕事を辞めたところだったので、子どもを預けることもできるようになりました。長女の時は誰かに預けることもできず、一時保育などのサービスも、そこに連れて行くエネルギーすらなかったので利用していませんでした。

最初に行った病院は、娘たちを出産した病院にあった「女性専門外来」でした。

女性特有の病気や症状の相談にのってくれるとのことで、すごく期待していました。予約の電話をすると受付の看護士さんは、「電話予約から、初診は1ヶ月先になります」と言いました。1ヶ月先?えー、そんなに先?

それから私の症状を話すと、「できるだけ家事など何もしないで、休養してきてください。赤ちゃんのお世話だけで充分です」と言われました。

この電話での予約から病院に行くまでの1ヶ月、まさに地獄のようでした。さらに今通院している精神科にたどり着くまでには、まだまだ時間が掛かったのでした。


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赤ちゃん返り [産後うつ]

女性専門外来に電話予約をしてから、空いてしまった初診までの1ヶ月の間、長女のいわゆる「赤ちゃん返り」が始まりました。


幼稚園に通っていた長女は当時5才。毎朝、グスって幼稚園に出掛ける支度をせず、せかすとマリオネットのようにグデグデになって動かず、怒ると幼稚園に行かなーいと床に寝転んで泣き叫びました。

この時、私は長女がグズるほど、どんどん頭が重くなって頭痛がひどくなり、もう目も開かなくなってきて、身体も重く、辛くて辛くて、もう気がヘンになりそうで、長女をひっぱたいたり蹴飛ばしたりしたこともありました。「お母さん具合が悪いからお願い!幼稚園にいく支度をして!」そういっても聞かない長女。

こんな地獄のような状態は自力では抜け出せないので、車で10分ほどのところにある実家の母を呼んで、娘をなだめる役をお願いしました。遅刻しながらもなんとか幼稚園に行かせたものの、このような状態が毎日続き、泣き叫ぶのを無理矢理抱っこして連れて行ったり、お休みさせてしまったりしていました。

幼稚園に相談すると、遅くなってもいいから連れてきてください、と言われ、お昼近くになって母に連れて行ってもらうこともありました。担任の先生やベテランの先生が長女に話をしてくれたりしましたが、幼稚園でも泣いたりしているようでした。このころ担任の先生には私の体調が悪いこと、病院を予約していることを伝えました。

この嵐のような日々は、2週間ほどでおさまりました。ちょうどこの頃、ネットで検索して自分の症状が「産後うつ」だと気付きました。それで赤ちゃん扱いせず、長女に真剣に話をしまた。

お母さんは病気で、今度病院に行くんだよ。赤ちゃんもいて大変だから、グズらないでお母さんを助けて!

不思議なんですけど、「具合が悪い」という言葉は分かりにくかったようですが「病気」と言ったら理解してくれたようでした。大人同士で話しているのを漏れ聞いたりして、彼女なりに、ホントにママ病気なんだ、と悟ったようです。

普段からしゃべり方は幼いのに大人びたことをいう子でしたが、この頃から、とても聞き分けのいい子に変わっていきました。甘えて、幼稚園のしたくなど自分のことは自分でして、というお願いを、ママは赤ちゃんの方がかわいいんだ!と勝手に解釈してグズッていたようです。

今では7才にして「うつ」という病気のことも理解しているようです。「うつ」に対する偏見からいじめにつながるのではと心配なので、お友達には言わないようにと口止めしていましたが、しゃべっちゃったよーなんて言ってましたけど。


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やっぱり病院にいこう! [産後うつ]

長女の赤ちゃん返りが過ぎたあと、幼稚園の行事に参加した時に、幼稚園のベテラン先生に呼び止められました。ちょうどお話ししたいことがあった、とのこと。


「お母さん、病院に相談するより、幼稚園に相談してくださいよ」

そんな風に笑顔で言われたので、産後肩こり頭痛など体調が悪いこと、グズられるとよけい頭が痛くなってどうしようもないことなどをお話ししました。すると、ベテラン先生。

「産後はみんなそうなるのよ!そういうところを通って、みんな家事の要領も良くなっていくのよ。」
と更に満面の笑顔でおっしゃいました。

その夜は涙が出て眠れませんでした。どこのお母さんもみんな大変なんだ。私だけじゃない・・・。

やっぱり私が頑張れていないのか・・・。

良かれと思ってアドバイスしてくださっているにしても、辛かった。ずごく辛かった。

この時「産後うつ」を知らなかったら、また病院に行くのをあきらめてしまったかもしれません。

育児は大変なもの、どこのお母さんも大変なんだ・・・そう思ってこらえてきたけど、やっぱりどこのお母さんもこんなんなってる訳がない!

家事もできないし、買い物にでかけただけで起き上がれなくなる。子どもが楽しそうにおしゃべりしているのを聞いているだけで頭が痛いなんて!

もう一度プリントアウトした産後うつの記事を読み返して、私はもう病院に行かないとダメだ。そうしないと、この出口のないトンネルから抜け出せない。

泣き明かした明け方頃、家族のために「産後うつ」から這い上がるんだ!と決意を新たにしたのでした。


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ブログに書きたかったこと [産後うつ]

パソコンに向かっていると、肩がこって疲れます。でも疲れるのに、ブログを書いているのはなぜなのか??・・・書きたいことが溜まっているからでしょうか。


テレビ好きで、寝ているとき以外はほとんどテレビつけっぱなしの私が、なぜ何年も「産後うつ」に気付かなかったのか。

児童虐待や育児の悩み相談などの番組は、子どもがかわいそうとか、子どもに対してこんな風に接してみたらどうかとかの言うばかりですね。

お母さんの体調不良、お母さんが病院に相談した方がいい場合もある、ということと結びつけた報道が、あまりにも少ないように思います。ほんの少しでも、治療の必要があるかも、ということに言及してくれたら、辛い育児の状態から救われるお母さんは少なくないのではないでしょうか。

体調不良については、ネットでも検索していました。キーワードは「慢性疲労」とか「自立神経失調症」とか「貧血」とか。内科に行っても2、3分の診察で、頭痛薬や筋肉の凝りをほぐすお薬、鉄剤など、そのつど出してもらうだけで、根本的な解決にはならず、体調不調の状態を繰り返すばかりでした。

「産後」「うつ」「体調不良」、この3つのキーワードが組み合わさって初めて、「産後うつ」に気付いたのです。休んでも気晴らしをしても疲れが取れない、それが「うつ」からくる症状だったとは思いませんでした。

自分では育児を精一杯がんばっていたつもりだったので、意欲が低下する、といわれる「うつ」とは結びつかなかったのかもしれません。産後、集中力が著しく低下していたので、ちょっとしたことでも神経を使いすぎる、つまり身体の疲労は、脳の疲労からもきていたのです。

長女が生まれてから無意識のうちに、ずっとスイッチがオンの状態のままで、気が休まる時がなく、ちょっとしたことでも過剰に心配したり、すごく怒ってしまったりしていました。

子どもを授かった時は、苦になる育児はしたくない、優しいお母さんになりたい、と思っていたのに、怒ってばかりのお母さんになっていました。すごくかわいくて、とってもいい子なのに、どうして・・・。

「うつ」は、時間は掛かるかもしれないけれど、きちんとした治療を受けていれば良くなる病気です。

「産後うつ」ではなくても、「月経前緊張症」又は「月経前症候群」(PMS)という、生理前になると頭が痛くなったりイライラしたりする症状が出る、女性特有の不調もあります。私も生理前になると、抗うつ剤があまり効かず、涙が出たり、子どもに怒りすぎてしまう時があります。

まずは自覚すること。何が原因なのかを知ることから、治療は始まったのです。

家族のことを優先して、自分のことを二の次にするよりも、お母さんの健康が、結局は家族の幸せにつながるのです。

何年も窮屈な思いをさせていた長女は、最近習い事で体を動かす機会が増え、目に見えて明るく元気になっています。送り迎えは私の大きな負担になるので、母に頼み込みました。

遠慮せずに手助けを求めることも、育児には必要なことだったのですね。今頃になって実感しているところです。


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後になって思ったこと [産後うつ]

よく2人目は楽だ、と言いいますが、私も次女の育児は気楽にやっています。


妊娠・出産は女性ホルモンのバランスも大きく変動して、女性の身体はこの時期、激変します。それだけ子どもを産むのは、大変なことですよね。私も、そして旦那さまも、ちょっと「産後」をなめていたかも。ふたりで育児を抱え込まず、周りに協力してもらって、もっとゆったりと休息を取るべきでした。

そして、赤ちゃんにばかり目が行ってしまいがちですが、ママになった女性には心身ともにケアが必要だということを、もっと世の中のパパたちにも知って欲しい。一番近くにいるのだから、調子が悪いようだったら病院に連れてって!

長女の時から、もっと赤ちゃんのいる生活を、赤ちゃんの温もりやニオイを、のんびり楽しめば良かった・・・。

初産のときは、「いいお母さんにならなきゃ!」みたいな気負いが大きくて、とても神経質になっていました。でも「いいお母さん」って何だったんだろう?

母乳が大変だったら、こだわらず粉ミルクにしちゃって、そのぶんの時間を、赤ちゃんとゴロゴロして過ごした方が良かったかな・・・なんて、後になって思いました。

次女は今2才。2才ってこんなにかわいいんだ・・・としみじみ感じます。長女が2才の頃は、毎日が辛くて、カメみたいにうずくまっていたのに。言うことを聞かない、聞き分けのない子ども、と思っていました。でも、ママの神経質なピリピリ感を、子どもは敏感に感じ取っていたのかもしれません。ママがストレス状態だと、子どもも大きなストレスを抱えてしまうんですね。

長女は今7才。だいぶ大きくなった今も、よく抱っこしてあげます。ママの抱っこが娘の安定剤です。無理しなくても、抱っこして、大好きだよ。ママの宝もの。と言い続けていれば、愛情が伝わるはずです。

きっとそう。


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育児放棄 [産後うつ]

テレビで時折、育児放棄によって子どもを死なせた母親の事件を取り上げてられていますが、そんな時どこに相談したら良かったのか、とかそういうコメントやレポートはないまま、大抵はその話題が終わってしまいます。なんだかがっかり。


どん底の頃、私も育児をひとりで抱え込んでしまっていたので、他人事ではないような気がして。テレビのようなメディアは、家から出られず動けない時に情報を得やすいので、一言でも何か、辛い育児から抜け出すヒントを与えてくれたらいいのに、と切に思います。

いくらかわいい子どもでも、ひとりで育児を抱え込んだり、四六時中べったりだったりして、お母さんの気が休まる時がなかったら、かわいい子がかわいくないように思えてしまうことも、あります。そこまで追い込まれてしまう前に、誰かの助けが必要です。でも、どう助けを求めたら、深刻な事態が伝わるのでしょうか。

私は旦那さまを一番頼りにしていました。育児にも協力的で優しいパパです。それでも、仕事が忙しく、産後うつを知らなかった頃は、「子どもと一緒にいると疲れる。」「頭が痛い。」と私が体調不良を訴えても、「わかるよ。俺も仕事忙しいから疲れてるよ。」「わかるよ。頭痛くなるよね。でも仕事してるよ。」という調子で、「わかるよ」と言いながら聞き流している感じでした。

「俺の方が仕事で疲れている」という目線からしか、育児の疲れを見てくれていないようでした。

幸いわが家の場合、私の育児のストレスがピークに達して、キレて泣いて騒いだり、子どもに怒りすぎたり、物を投げたり、荒れるようになってから、旦那さまも深刻に受け止め、家族を第一に、気を使ってくれるようになりました。そして「うつ病」の診断はパンチが効いていたようです。今は本当に心配してくれています。

育児が困難だったら、誰かに子どもたちのことを頼んじゃうのは、育児放棄ではありません。むしろ育児をあきらめない、ということだと思います。

見栄とか遠慮とか意地とか母親としての責任感とか、いろんな感情を乗り越えて、開き直ってちょっと図々しくなっても、子どもたちのためにどうしてあげたらいいのか、いい方法が見つかるといいな、と思います。


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悪いことばかりじゃない [産後うつ]

自分が産後うつだと気付いたとき、インターネットで検索して集めた産後うつの記事を、旦那さまや私の両親そして旦那さまのご両親に、プリントアウトして渡したその後の周りの反応はというと・・・。


旦那さまは、「お前の症状にピッタリじゃないか!」と言って、どのように対応したらいいかを、ネットで検索したりして、彼なりに勉強してくれたようでした。

うちの母親は、「うつ」と聞いて、非常に動揺していました。コントのように急にそわそわ・・・。

それでも、記事を読んで理解を示してくれて、毎日来てくれたり、来れない日も電話で様子を聞いてくれたり、娘の送り迎えをしてくれたり、育児の協力を惜しまずしてくれています。

以前はフルタイムのパートで働いていましたが、たまたま不景気の影響で、仕事を辞めたタイミングと、私が病院に行こう!と思ったタイミングが合ったので、病院の日に次女を預けることができるようになりました。

旦那さまのご両親は、どう思うだろう?と不安でしたが、後日お会いしたとき笑顔で、「こうゆう病気は真面目な人がなるんだよ。いい加減な人はならないんだよね。」と、良い風に言ってくださいました。そして、時々心配して、義母さん手作りのお惣菜やお菓子をたくさん持って、顔を見に訪ねて来てくださいます。

無理しないで、時間が掛かっても治るから、とみんなから励まされています。そういう意味では、家族にはとても恵まれています。以前より、毎日みんなに「ありがとう」をたくさん言っています。

病気になっても、悪いことばかりではありませんでした。周りの人の優しさに、前よりも気付かされました。


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うつなのに明るい部屋 [産後うつ]

うつ病なのに家の中は明るい・・・。眺めてそう思います。


むしろ、産後うつになってからの方が、家の中はどんどん明るくなってきています。以前の私だったら、もっと落ち着いたトーンの部屋作りをしたと思うのですが。フシギ不思議。

運気を上げよう!とか風水だ!とか気にするようになって、明るい色のものを好んで選ぶようになったので、白やビタミンカラーの小物、お花のモチーフなど、うつなのに明るさが増しています。

明るい部屋作りは、子どもたちが育つ環境にも、良い影響を与えるかもしれない。良かったのかも。


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希死念慮 [産後うつ]

抗うつ剤をSNRIという種類のものに変えて、身体が慣れるまで、うちでゴロゴロしながらテレビばかり見ていた頃、衝撃的なニュースがありました。


日本テレビの女性アナウンサーさんが飛び降り自殺。産後うつだった、という実のお兄さんのインタビューが情報番組で放送されました。

産後うつの治療、まっただ中の私にはとてもショックなニュースでした。

同期のアナウンサーさんのコメントで、自殺するようなそんな精神的に弱い性格の人じゃなかった、というような言葉があり、またショック。もっと産後うつの実情を伝えるようなコメントのできる人に、時間を割いてお話しして欲しかった・・・。お医者さまのコメントもありましたが、とても短いものでした。

それで、テレビ局に電話。怒りの感情が強かったかな。

産後うつはあまり知られていない。産後うつだと気づかずに苦しんでいるママたちがたくさんいるはず。子どもの虐待やネグレクトの報道は、子どもが可哀想という内容ばかりで、ママたちの苦悩には話が及ばないことがほとんど。もっとテレビを通じて伝えてほしい・・・そんなことを話したような。

どうしてあんな笑顔の素敵な人が・・・シンジラレナイ。

そういう数々の悲劇的な報道に、ショックなのと同時に、でも分かる気もする・・・と思ってしまう。

うつ病というと、死にたいという気持ちが湧いてくる「希死念慮(きしねんりょ)」という症状があります。暗ーい、と思われても避けては通れない話です。私もあります、そう思ってしまう時。

眠れなくて、ベランダの2階から地面を見下ろしたことも何度も。長女が小さかった時は、私がいなくなって、誰か他の人が育ててくれた方が、いい子に育つんじゃないか・・・なんて毎日考えていたこともありました。産後うつの地獄。自分だけじゃなくて、かわいい子どもまで巻き込んでしまう恐れ。

でも死ぬことはありません!思い詰めているひと、ストップです。

病気がそう思わせているだけなのです。精神的に弱いとか強いとか、関係ありません。いいお医者さまにかかって、じっくりお薬で治療をする。それで道が開けるのです。

私がそう思えるようになったのは、「産後うつ」を知ってから。まず自覚することが大事だと思います。うつ病なのに今まで育児がんばってきて、私ってすごーい!と思っちゃいました。

それから、育児中のママを取り巻く周りの人たち。特に一番身近にいるパパ。深刻に悩んでいるママのSOSに気づいてあげて欲しい!そして、その苦悩にまず理解を示し、上手にサポートしてあげて欲しいです。

以前は遠慮したり、変にこだわったり、自分一人で抱え込んでしまっていた育児も、できない時は人任せにする、ちょっと図々しいくらいの根性が身につきました。

便利な家電を取り入れたり、好きな雑貨を買い込んだり、生活がハッピーになりそうなものは、前よりもケチケチせずに買ってしまうようになったし。

迷惑かけてしまうことも沢山あるけれど、私に自殺されるよりは、周りの人たちもその方がいいんじゃないか?と都合のいいように考えられるようになりました。てへ。

そして愛する娘たち。私がママじゃなきゃ、だめだよね?ママがいないと、寂しいよね?ママがあなたたちの成長を見守っていくね。産後うつが治るまで、色々してあげられないけど、いつも側にいるね(涙涙涙)。(つづく)


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パパ依存症 [産後うつ]

インフルエンザにかかった長女の熱がぶりかえして憂鬱になっていましたが、熱はもう下がったみたい。咳と鼻水でまだ具合が悪そうです。


私も午前中は抜け殻でした。うずくまって亀になっていました。今日もダメか・・・。

お昼にパパが野菜と豚肉たっぷりの焼きそばを作ってくれて、みんなで食べました。明日もスキーだから優しいのかな?って訳じゃないか。いつも優しいパパです!

焼きそばを食べた後はお昼寝しました。誰か居てくれると、気が緩むんですよね。子どもたちだけだと、疲れていても寝れないんですけど。傍目からみたら、ただのぐうたら主婦ですわ。

ところが、夕方パパが出掛けた途端、急に元気が出てきました。部屋を片付けて掃除機をかけて、サッパリしました!なんでだろう・・・パパがいるとつい頼っちゃうのでしょうか。

パパ依存症ですかねぇ・・・。


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私にできること [産後うつ]

今日も頭痛でバファリンを飲んでごろ寝。妹や母が食べ物を持ってきてくれたので、助かりました。


またダメ状態の私。日本が大変な時なのに。

こんな私に、今できることは?と考えると・・・

やはりブログを書いて、世の中の悩めるママたちに、あまり知られていない「産後うつ」の現状を発信することかな、と思いました。

関係ないこともいろいろ書いているし、トホホな話やだいぶ前のことにさかのぼって話が飛んだりすることも多いのですが、うつ病になっちゃうとこんなこともあるんだよ〜、と少しでも知ってもらえればいいかな、と。人によって不調の症状は様々だとは思いますが。

ブログを書くことは、片付けられなくて、物が積み上がってしまった押し入れの中を整理するのと似ていて、ストレスで混沌としていた頭の中を整理しているような、そんな感覚があります。

精神科の主治医の先生に「ブログを始めたんですけど。」と報告すると、先生は「いいと思うよ。そういうことで、症状が良くなった人もいるよ。」と言って下さいました。

甚大な被害を出している大震災や、原発事故、治安の悪化、さらなる不景気など、ストレスの多い現状。こんな時期に、出産や乳児の育児に直面しているママたちのストレスも、大変なものと思われます。普段は心配のない、水ですら安心できないなんて!

産前産後は女性ホルモンのバランスが崩れて、産後うつまではいかないまでも、マタニティーブルーになる方も多いと思いますが、もし何週間も、何ヶ月も、育児中に体調や情緒の不調を感じたら、それは「産後うつ」かもしれません。

ママの体調が万全でないと、子どもさんやその家族にも大きな影響が出ます。どうかご自分のことを後回しにしてしまわないで、遠慮しないで、周囲に助けを求めてください。そして身近な方々、ママのSOSを真剣に受け止めてあげてください!

悩めるママたち、どうか、「本来の自分」ではない状態で「不幸な育児」に陥らないでくださいね!


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産後うつ治療の孤独 [産後うつ]

「百年の孤独」という有名な焼酎がありましたっけ・・・呑んだ事はないんですけど。最近この焼酎の名前をよく思い出します。


うつ病の治療を始めてから、身近な人たちの助けを借りながら、療養を続けている訳ですが、うつ症状の辛さは、なかなか理解し共感してもらえるものではないので、心は孤独で、やり場のない空しさを感じてしまう時があります。

産後うつになってから7年半を経過。この長過ぎる「本来の自分ではない」時間に、涙してしまうこともしばしば。「百年の孤独」の様に感じます。

治療が成功したとしても、取り戻せるもの、取り戻せないままのもの、があるかもしれません。這い上がってやる!と言いながら、言い知れぬ絶望を感じる時もあります。本当は辛くて仕方がない。

今は以前よりも格段に落ち着いて暮らしているけれど、誰も助けてくれる人がいないまま、地獄のような育児を体験した頃を思い出して、発作のように子どもたちにキレたり、泣き叫んでしまう事もあります。ちょうど長女が今の次女くらいの頃がとても苦しかった時期だったので、最近はキレやすいです。

精神科の主治医の先生に「産後うつって多いんですか?」と聞くと、「多いよ。」と言っていました。よく10人に1人がなる、と聞きますが、ホントにそんなにいるのかなぁ?私の周りでは「産後うつになった」という人は、知人にひとりだけ。

その人は発症後すぐに家族が異変に気付き、病院へ付き添われて行き治療を始められたので、今では回復。「維持期」という再発を予防する時期なので病院にも時々行く位。子どもを保育園に預けて再就職したそうです。うらやましいな。

つい先生に「産後うつは多いと言っても、この県では何の救済も予防策も取られていませんね。」と言ってしまいました。実際のところ、そうなのです。先生は驚いたような顔をした後、目をそらし「確かにそういうところはあるけど・・・その話はまたね。」と言いました。

たくさんの患者さんを見てお疲れ気味の先生に、そんな文句を言っても申し訳なかったかな。

このところガッカリする事が幾つかあったり、地震後の様々なストレスなどで、気分の落ち込みがひどかったりしたので、誰かにうつ病、産後うつの早期発見の重要性を訴えたかったのかもしれません。

こんな長くて苦しい辛い体験を、赤ちゃんが生まれて幸せなハズのママたちに、もう味わって欲しくない。育児は大変、だけど産後うつの「大変」は別物なのです。妊婦さんに不安を与えるのは良くないかもしれないけど、そういうこともあるってことを、もっと世の中に知らせて欲しいなぁ・・・。


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月経前緊張症(PMS) [産後うつ]

「月経前緊張症(PMS)」または「月経前症候群」と呼ばれる、生理前の不調があります。


「産後うつ」まではいかなくても、生理前になると無性にイライラするとか、頭痛や肩こりがひどいとか、いつもより涙もろくなる、といった症状を感じる女性は多いかもしれません。他にも便秘がちになったり、吹き出物が出やすかったり、様々な不調があるかと思います。

私の場合、産後うつになる以前からそのような症状がありました。ただ「月経前緊張症」というのは、精神科を受診する前に通院していた、女性専門外来の中待ち合いにおいてあったパンフレットで知りました。今も、抗うつ剤などを服用していても、情緒不安定や頭痛などの症状が顕著に現れて、不調になるのは大抵生理前です。

薬局で買った錠剤の漢方(ロート「和漢箋」)もなくなってしまったので、また買ってこないと。粉薬が苦手なので重宝です。私が服用していたのは「柴胡加竜骨牡蠣湯」という更年期障害などの症状向けのもの。精神科の主治医の先生にも見せて、飲んでいいよ、と許可をもらいました。まだ更年期障害ではありませんが、産後うつでアラフォーの私。これから先が心配・・・。

子どもがかわいいのに、どういうわけか無性に子どもに腹がたって怒ってしまう、というようなことにお悩みのママは、自分の体のバイオリズムについて、チェックしてみるのもいいかもしれません。月経前緊張症のような症状がひどい時は、婦人科などで相談に乗ってもらえるかも。

性格的なものでなくて、女性ホルモンのバランスが崩れたことからくるイライラなどは、治療できる可能性もあると思われます。ママのイライラは子どもたちにも悪影響が出ますよね(しみじみ)。

自分を知ることって大事ですね。


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人間の底力 [産後うつ]

昨日テレビの情報番組で紹介されていた、釜石市の「復興の狼煙ポスター」に感銘を受けました。


このポスタープロジェクトのホームページ(http://fukkou-noroshi.jp/)も公開され、反響を呼んでいるそうです。ポスター販売の収益金は義援金になるとか。

東北地方を中心に、大きな被害を受けた東日本大震災から2ヶ月が経ち、かの地はまだ瓦礫の山だと思いますが、その地に起って「何があっても生きていく」という意思、人間が持つ底力を感じる、すばらしいポスターだと思います。制作された方々の、熱いメッセージが込められています。

今は気ままに暮らしている私も、かつては地獄のような、出口のない「産後うつ」の暗いトンネルの中で、這いつくばいながら「ここから這い上がってやる!」と、歯を食いしばって生きてきました。

家族には、言葉に出したことがなかったけれど、来る日も来る日も、死の誘惑に、もがき苦しみ、朝がくると、また一日が始まってしまう・・・とがっかりしていました(あ、涙が出てきちゃった)。

産後うつになってから、もう8年近くになります。

やっと普通のママになれるかもしれない・・・という兆しが見えてきました。悔しい思いもたくさんしたけど、悪いことばかりではありませんでした。娘たちもフシギなほど素直ないい子たちに育っています。諦めなければ、きっと立ち直れます!

今、問題を抱えていて苦しんでいる方々。絶望の淵にいるようなどん底でも、ここから這い上がりましょう!

そういう力を、人間は本来持っているのです。そう思います。


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フラッシュバック [産後うつ]

うつ病が再燃してしまったきっかけは、ホームセンターに次女と買い物に行った時のこと。


いつもならちょっとグズっても言い聞かせれば動いてくれる次女が、その日は眠かったのか、私の言うことを全く聞かず、床に寝ころんだりして頑として動こうとしませんでした。

その時、突然体が重くなって膝が上がらなくなり、肩も重くなって極端な猫背に。そして、まるでこめかみの辺りにダイアルがあるように、何かがぐるりと回転してメモリが「うつ状態」に合わさりました。頭が重くなって鈍い痛み。

次女がグズっている光景を見ていたら、長女が出掛ける度に毎回グズッて一番育児が辛かった時代にサーッと引き戻されてしまいました。

フラッシュバック。

怖くなって仕事中の旦那さまや妹に電話してみたのですが、どうしたらいいか分からず。次女を固い床に叩き付けて、置き去りにして帰りたい衝動に駆られました。そんなことは実際にはできないので、なんとかなだめながら車に連れて行き、チャイルドシートにきつめに縛り付けて帰りました。

家に帰ってから激怒。次女をひっぱたいて蹴りとばし、ソラナックスを飲んで爆睡しました。私が寝ている間、ちょうど学校から帰ってきた長女が、必死に次女の面倒を見てくれて、母も来て娘たちにご飯をあげてくれていました。

旦那さまにも早く帰ってきてもらったものの、家事が忙しくて詳しい話を聞いてくれず、「大きな声で言え!」と怒鳴られブチ切れ。もう死んでやる、とベランダへ出ようとして止められました。またソラナックスを服用して、お風呂を休んでそのまま寝ました。

その後も数日、動けず。何もする気にならず。笑えず。みんなに迷惑をかけました。子どもたちにもツライ思いをさせてしまいました。仕事が忙しくてクタクタの旦那さまにも。

大変な中、仕事を休んでくれた旦那さまに付き添ってもらい、泣きながら病院へ。お薬を1種類増やしてもらい、子どもたちも実家に預けたりして、少しずつ回復しているところです。

しかし、うつ病はキツいです!フラッシュバックで、一番酷かった頃に引き戻されて、つくづくそう思いました。最近、症状が良くなっていたのに、悔しいです。


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話を聞いてくれた人 [産後うつ]

昨年の夏、長女のフォローアップ外来でのこと。


担当の小児科のお医者様は、長女がNICUにいた頃も担当して下さった先生でした。身体測定と内診、問診、発達の検査などを行ってから、その後、私とお話していた時に、先生から「その後も児童相談所には継続して相談されていますか?」と聞かれました。

児童相談所・・・長女が5才の頃訪れて、発達や知能テストなどしていただき、長女は問題なしでホッとしたものの、私の体調不良について「産後うつ」だということを教えてくれず「お医者様ではないから滅多なことはうかつに言えないのですよ。ご自分で気づかれてよかったですね。」と言われたことに、その頃日々が地獄だったので、非常に憤りを感じたことを思い出しました。

小児科の先生に、その時の話を堰を切ったように話し出してしまいました。次女の出産のため入院中、助産師さんたちに相談した時も、同じような理由で「産後うつ」の言葉が出てこなかったということも。

気がつくと45分くらい経っていましたが、先生はジッと話を聞いて下さって、静かに「それは、医療従事者としての対応は正しかったかもしれませんが、問題ですね。」とおっしゃいました。

そんな風に言っていただいたのは、初めてだったので「問題ですね。」のひと言が嬉しかった!そして、産科の先生たちや助産師さんたちにも話をします、と言って下さいました。

それから「お母さんのそういうお話も聞きたくて、長い期間フォローアップ外来をしているんですよ。」とまで。いつも優しく相談に乗って下さる先生ですが、「産後うつ」について、耳を傾けて下さったことに感激しました。

先生は、普段はNICUの中枢でご活躍されているお医者様。病気の赤ちゃんや、小さく生まれた赤ちゃんのお母さんの身近にいる方。今の状況が改善されることに期待しました。

しかし激務のお医者様たち。半年後、再びフォローアップ外来に行った時にその後を聞いてみると、話はしたものの、そのまま変わらず、とのこと。ちょっとガッカリ。話を聞いて下さっただけでも有り難かったけど、残念な気持ちでした。

こうしてほしいんですけど・・・と図々しくも私の希望を伝えました。

それは、出産前の「パパだけ学級」。

妊婦さんに不安を与えるのはあまり好ましくないのですが、一番身近なパパが産前産後の異変に気づいて、ママを赤ちゃんと引き離してでも病院に連れて行く、という発想を持って欲しいのです。

男性には、女性ホルモンの変動が体調や情緒に大きな影響を与える、ということについて想像もつかないことだと思いますので、「パパだけ学級」で密かにパパたちに学習して欲しいのです。

赤ちゃんから子どもを育てて行くこと。その時に子どもだけに目を向けないで、ママの健康にも目を向けて欲しい、という願いを込めて先生に提案しました。

どうにもならないかもしれないけど・・・。


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無償の愛情 [産後うつ]

母親は「無償の愛情」を子どもに注ぐ、と思われがちですが、それは逆のような気がします。


幼い子どもは、どんな時も母親に「無償の愛情」を注いでくれます。

そのいじらしさ、その純粋さは、時に疎ましくなってしまう時もありますよね。

それでも、たとえ家事ができなくても、子どもの相手ができなくても、ただギュッと抱っこして「大好きだよ。」と言ってあげるだけで、子どもの心は和らぎ、満たされるように思います。

今でも甘えん坊の長女。彼女にはもっと幼い頃にずいぶんツライ思いをさせました。

私は彼女の心にどんなキズを残してしまったのだろう。今は良くても思春期の頃とか、大人になってからとか。いつか恨まれる日が来るのだろうか・・・。

ある日「ねぇ、なんでそんないい子に育ったの?怒ってばっかりだったママのこと、嫌いじゃないのー?」と聞いてみました。

彼女は困ったようにちょっと笑って「怒られるのはイヤだけど・・・ママとは仲直りしたつもりだよ。えへへ。」と言いました。

精神科に通院を初めて、お薬の効果が出始めた頃も「ママ、なんだか前より優しくなったね。」と嬉しそうに、そのたれ目がちな優しい笑顔を見せてくれました。

「産後うつ」は病気です。子どもが嫌いな性格、ではありません。

自分だけでなく、子どもにも大きな影響を与える、うつ病です。

病気だと自分で気づかないと、子どもが愛せない性格ではないかと、錯覚してしまう怖さがあります。

産後うつだと自覚したら、十分な休養と治療で、本来の自分を取り戻しましょう!

穏やかで、優しさと愛情に満ちた育児を実現する為にも。


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やってはいけないこと [産後うつ]

私の今年の誕生日は、旦那さまの入院のドタバタの中、過ぎてしまいました。


母や妹からプレゼントをもらったり、バースデーカードを送ってくれたお友達もいましたが、入院中の旦那さまは、忘れていました。「今日が何日か忘れていたんだよ〜。」と言い訳していましたが。

長女は毎年、私の絵を描いてくれましたが、今年はありませんでした。

なぜかというと、去年の私の誕生日、私が「やってはいけないこと」をやってしまったからです。

長女が絵を描いて、ハサミで切ったり貼ったりして「ママお誕生日おめでとう。」と、手作りのバースデーカードを手渡してくれました。もちろん「ありがとう!」と喜んで受け取りました。

しかし、テーブルの上には、工作した後のハサミやのり、紙くずが散乱したまま。「お片づけをして。」と何度呼びかけても知らんぷりの長女。そんな彼女の態度に、激怒してしまいました。そして「こんなもの!」と、長女がくれたカードを破り捨てました。

言い訳をすると、その頃の私は、抗うつ剤の「サインバルタ」の効果が現れる前の、非常に悪い状態だったので、子どもにキレやすく、感情のコントロールもできませんでした。

その出来事は、長女の心を深く傷つけ、それからは以前よく書いてくれていた私へのお手紙も、ぱったりと書いてくれなくなりました。

長女を可愛がってくれている私の妹は「その話を思い出すと、胸が痛む」と言いますが、長女が生まれてからずっと「産後うつ」の私にとっては、「またやっちまった。」です。

長女には小さい頃から怒ってばかりで、たくさん悲しい思いをさせてきたと思います。心の傷が心配で、児童相談所に連れて行ったくらいですから。自分ではどうにもできなかった・・・。

それでも傷ついた娘の心を少しでも癒すのは、私の責任。気持ちが落ち着いてから、話をしたり、素直に謝ったり、後のフォローは心掛けてきたつもりです。

「今年はママにお誕生日カードくれないの?去年のこと、まだ怒ってるから?」

「・・・。」

長女は何も言いませんでしたが、やはり根に持っているな、という感じ。そうだろうなぁ・・・。

お風呂上がりにドライヤーで長女の髪を乾かしながら、再度トライ。

「ママ、お誕生日カード欲しいな〜。描いてくれないかな〜。ねぇ、ねぇ。」とおねだり。

すると、長女はウフッと笑い、次の日「描いたよ。」と言って持って来てくれました。

まだ、わだかまりはあると思います。でも、彼女の気持ちをほぐしていきたい。もう取り戻せない地獄のような育児の日々は長かったけど、成長と共に分かってくれることもあるかもしれません。なぜ、あの時、お片づけをしないことに私が激怒したのか、とか。

うつ病の治療を始めた頃、「ママとこれからやり直そうよ!」という私の言葉に、耳を傾けてくれた長女。してあげたいことは、いっぱいあります。

未だに料理もできず、目玉焼きを作っただけでも「ママすご〜い。」と拍手して喜んでくれるような日常。普通に、元気なママになりたーい(悔涙)。


birthday2011.jpg


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