時が経ちすぎて変わったこと [双極性障害の治療]
ブログを放置しているうちにだいぶ時が経ちまして、気がつけば長女は15歳(中3)、次女は10歳(小4)になっていました。ひえぇぇぇ。
ごくたまに自分のブログを読み返してみることもあるのですが、時が経ちすぎて、すっかり忘れていたことも書いてあったりします。記述が途絶えてきたのは実母が亡くなった頃からですかね・・・。
ショックが大きくて葬儀等の法要が落ち着いてから、うつ症状がひどくなって半年くらい和室で寝転んで天井を見ているだけの日々が続いたこともありました。
その後も色々ありまして・・・現在は病院も主治医も変わって、病名まで変わってしまいました〜(笑)。
以前の主治医の先生は、私の症状に病名をつけてくださった「恩人」だと今でも思っております。なってみないと理解されにくい「うつ病」であっても、病名がないと周囲の人に助けを求めたくとも振り向いてもらえないからです。
では、何故病院を変わったのか?と言いますと、主治医だった先生ご自身がご病気で倒れてしまったからでした。そのため患者全員転院という次第になりまして。
幸い命に別条はなかったそうなので、ご無事で何よりだったと思います。診療を再開されているそうですが、先生のご負担になりたくないので、元の病院に戻る気にはなりませんでした。長い間診ていただいて感謝しています。
前主治医の「つなぎ」で来ていた先生とは合わなくて最悪でした。色々相談しても、しまいには「困った人だなぁ」なんて言われて、困った人だからここに来てんだよっ、と内心激怒したこともありましたっけ。
紹介状を書いていただき転院した先の、現在の主治医は優しい先生なので良かったです。先生にキレたこともありましたが、ちゃんと話を聞いてくださって理解を示してくださいました。
そして、病名が変わったというのは、いわゆる「躁転」というやつです。
うつ病の治療を長く続けていると起こりうる、あるいは最初からうつ病と見分けがつきにくく判らなかった病名「双極性障害2型」。それが現在の診断となっています。
双極性障害とは、かつては躁うつ病と呼ばれていた精神疾患で、1型は気分のアップダウンが激しいのですが、2型は軽い躁状態が時々あるのを調子がいい時と捉えてしまって、うつ病と分かりにくく診断が難しいと言われています。
双極性障害2型と診断されたのはいつだったかな・・・昨年の後半頃からだったかな???
そのためうつ病の治療薬だけでは良くならないので、気分安定薬を合わせて服用することに。自分で副作用など薬について調べて主治医の先生に相談しながら、現在も治療を続けている次第です。
お薬が変わったせいか情緒はとても安定していますが、家事が何もできなくなっており、余計こじらせた感があります。片付けができなくて家の中も大変なことになっているし・・・。
このブログの登場人物の長女は、なんともうすぐ高校受験!身長も追い越されてしまいましたヨ。次女も生意気な口を聞くようになってきました。早いものです(しみじみ)。
優しい旦那様は、家事をほとんどやってくれています。仕事も忙しいので毎日「疲れた」とため息をついています。申し訳ない!娘たちがちょっと手伝ってくれるようになったのが救いかな。
また近況を書けそうだったら書いてみたいです。何かとすぐに忘れてしまうんですけどね。てへ。
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主治医に噛み付いた話 [双極性障害の治療]
昨年(2017年)はもっとメチャクチャでした(笑)。
何段階かストレスがかかることがあって、躁状態がひどくなっていって、自分でも頭の中で未だにその時期のことが整理できていません。時系列とか。
うつ病の治療を続けている内に、今の主治医の先生も双極性障害を疑っていて、「軽い躁状態が見られますね」というようなことを言われるようになって、何種類か気分安定薬を併用して試していました。しかし、どうしても副作用が気になって「このお薬は止めたいです」と言って何回か挫折していました。
そこで新たに先生が提案してくださった、とある気分安定薬があったのですが、それも副作用が心配で「そのお薬は嫌です」と答えていました。すると、先生が「じゃあ、このまま3週間様子を見ましょう」と言って診察は終わり。同じこのやり取りが通院のたびに何回か続きました。
その挙句、はっきりと「双極性障害ですね」と告げられた時、双極性障害ならば抗うつ薬だけ服用していても良くならない、あるいはかえって悪くなることを知っていたので、先生に対する不信感でモヤモヤして気持ちの整理ができませんでした。考えをまとめるのにも時間が掛かって。
そしてその次の通院の時だったか、主治医に噛み付いてしまって・・・。
「先生は双極性障害だと思っていたんですよね!それなのになぜ、長い間それ以外の気分安定薬を提案してくださらないで、いつも3週間様子を見ましょう、と軽く言っていたのですかっ。こっちは生活がかかっているんですよ!先生は優しいけどドライなところもありますよね。いちいち患者に感情移入していたら精神科医なんてやってられないでしょうけど。云々かんぬん・・・」とブチギレしました。
キレやすいのも双極性障害の症状なんですけどね〜。
もしかしたら気を悪くされて他の病院に行ってくださいって言われるかと思ってたんですけど(苦笑)、先生はちゃんと私の憤りを受け止めてくださって、他の薬についても相談に乗ってくださいました。薬の副作用について人一倍敏感なことも承知してくださっていましたし。
かえってこの出来事があってから、以前より主治医の先生を信頼できるようになったと思います。混んでいない時間帯に予約を入れて、できる限りちゃんと話を聞いてくださるので有り難いです。かなり長期間に渡り、こじらせていることを理解していただけたのでしょうか。
現在は、抗うつ薬の「ジェイゾロフト」と気分安定薬ほかいろんな用途に使われるという「エビリファイ」というお薬を併用して治療を続けています。他に精神安定剤の「レキソタン」と睡眠導入剤の「レンドルミン」も処方していただいています。
ジェネリック医薬品にしているので、お薬の元の名前が思い出せなくなることもありますけどねー。
ショック冷めやらず [双極性障害の治療]
主治医曰く「もしかしたらインフルエンザだったのかもしれませんね。罹患した後、鬱が酷くなる方もいらっしゃいますから。」とのこと。そういえば、高い熱は出なかったけれど症状もインフルっぽかったです。隠れインフルエンザってやつですかね。
そして嵐の活動休止のショックでずっと寝込んでいたので「嵐のファンなので、余計に凹んでいます。」と話すと、「それは落ち込みますね・・・。」と先生。
キッチンがごちゃごちゃなのに片付けられない旨も伝えると、「今はやらないで休んでいていいと思いますよ。」と言われました。
資源ゴミも溜まっていますし、お正月にいただいたものとかもIHの上に置いたままです。あーあ。
ところがその後、寝込んでいられない事態に。
伺わなければならない友人の身内やご近所のご葬儀が3つも立て続けにありまして、その都度喪服に着替えて参列しました。それで疲れてしまったのか、その後はまた寝てばかり。引き物にいただいたものも加わって、物が増える一方です。
テレビを見ていても、いずれ嵐が休止してしまうのか・・・と寂しい気持ちが湧いてくるのと同時に、大野さんがなんだか痩せてしまったようで、笑顔でいてくれても儚げに見えて心配になったりします。
昨年の9月頃から嵐ファンの友人と、月イチぐらいのペースでランチをしていたのですが、その友人もひどくふさぎ込んでいるらしく、電話にも出てくれなくてメールで「しばらくそっとしておいて」と送られてきました。
「嵐ロス」だけでなく、せっかく出掛けられるようになっていたのに「ランチロス」です。寂しいよぅ。ぐすん。
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太りました [双極性障害の治療]
ほとんど動かないので運動不足もあるかと思いますが、特定のお薬(エビリファイ)を飲み始めてから太りやすくなり、5キロくらい増量しました。健康診断でも「脂肪肝」と書かれてしまって、非常にマズイです。
この前の精神科の通院の時にも、そのことについて相談しようと思っていたのですが、他のお薬よりも副作用が少ないことや、比較的太らないと考えられていることなどを調べた上で、自分で希望したお薬だったので、話しながら「もう少し様子を見ます」と自己完結してしまいました。
実際、このお薬を服用するようになってから、情緒が落ち着いていて、ちょっとしたことでキレなくなり、心も体も丸くなりました。体は余計ですが。
私が落ち着いていると娘たちの情緒にも良いようで、隣に座って話しかけてきたり、くっついてきたりします。嬉しいことです。
ただ、細かいことを気にしない大らかさと比例するように、部屋が散らかり放題で家の中が汚くなってきました。極端です。
時折、躁状態なのか、突然片付けられる時があるのですが、つい休むのを忘れてしまうので、あまり無理をしないようにセーブしています。
休むのが今の私の仕事。そう思っています。でも太るのは困ったなぁ。
漢方薬お試し中 [双極性障害の治療]
主治医:「その後どうですか。」
私:「順調に太っています。エビリファイが効いているのか、心も体も丸くなった〜って感じです。」
なんて調子で、気分安定薬のエビリファイの服用を始めてから7〜8キロ太ったことを話しました。
主治医:「それはちょっと・・・困りましたね。エビリファイは比較的太りにくいお薬なんですけど。以前おすすめした漢方薬を試してみませんか。」
私:「防風通聖散というのは市販のお薬を試したことがあるんですけど、あまり効き目がありませんでした。それとは違うものですか?」
主治医:「むくみを取るタイプの、防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)という漢方薬です。」
この日から3週間、この防已黄耆湯を1日3回服用し続けました。
そして、前回の通院の時、その後の経過報告をしました。
主治医:「その後どうですか。」
私:「体重はほとんど変わっていないんですけど、手の指のむくみは少し取れたような気がします。」
主治医:「漢方薬は2ヶ月ぐらいは続けてみないと効果が分かりませんからね。続けて飲んでみてください。」
私:「でも先生、自分なりに調べてみたんですけど、この漢方薬は水ぶくれ太りの方に有効のようですね。私あまり汗をかかない方なのですけど。それで『腸活』してみようかなーと思ったのですが。昨年の健康診断で悪玉菌が多いって書いてあったので、納豆食べたり、ヨーグルト食べたりしてます。鉄剤のせいか便秘気味でもありますし。」
主治医:「それもいいんじゃないですか。便秘がひどいようでしたら酸化マグネシウム(便秘薬)を処方しますよ。」
私:「マグネシウム・・・ま、まだそれはいいです。今の所、小さい粒の市販の便秘薬をたまに飲んでいますので。」
下腹のあたりをおさえて「これ全部『便』ってことはないですかね。」というと、先生は「いや、それはないと思いますけど・・・。」と苦笑い。
うちでも旦那様にも「そんな訳ねーだろ!」と言われました。だよね〜。
そんな訳で、また3週間同じ漢方薬を試しています。病院の帰りに整腸剤も購入しました。
体重減らないかなー。腹が凹まないかなー。はぁ。
無理は禁物でした [双極性障害の治療]
躁状態全開で突っ走ってしまった2017年11月頃。
躁転のきっかけとなったと思われる時期です。あるいは元々双極性障害2型だったのかもしれませんが、だとしても悪化したと思われます。
動き回れるからといって、無理は禁物だな・・・ということを後になって思い知ることになりました。この頃は、誰に相談してもみんな忙しそうで、真剣に話を聞いて相談に乗ってくれない気がしていました。躁状態だとしても、自分で何とかしよう・・・そう考えていました。
判断力が著しく低下しているという自覚があったのに、自棄(やけ)になって、いろんなことに手を付けてはエネルギーがなくなり挫折する、ということを繰り返してしまいました。
特に収納の見直し。
押し入れや収納ケースの中の物を全部出して整理しようと思っても、全部出した時点でエネルギー切れ。壊れた充電池の私は、その続きをまたやればいいのに、別のところに手をつけてまた散らかる、ということを何箇所も行い、わが家の収納は崩壊しました。そのやりかけの崩壊した収納は、2年近く経った今でも解消できずにいます。
それから車で夜間の買い出しへ。日中は調子が悪いのでひたすら寝て、動けるようになる夕方から、遅くまで営業しているスーパーやショッピングモールをはしごして、日用品や寝具などを購入。そして、買ったものは片付けられず、しばらくは袋に入ったまま置きっ放しに。
さらに通販の多用。段ボールが積みあがるほど収納グッズなどいろいろ購入しました。開封できずにこちらもしばらく置きっ放し。物が増えてかえって片付けられない状況が悪化しました。
これらの買い物依存とも言える行動から、びっくりするような金額のカードの明細が届いたこともありました。(現在は逆に物が増えるのが恐ろしくて、買い控えしています。)
さらに深夜に、季節外れの寝具を洗いたくて、大型の洗濯乾燥機のあるコインランドリーへ。
コインランドリーは利用したことがなかったので、機械の使い方が全く分からず、店内にたまたま居合わせたマスクをした30代くらいのお姉さんに、「怪しいものではありません!使い方がさっぱり分からないので教えてください!」と懇願。
このお姉さんの教え方が的確で素晴らしかったです。大型の洗濯乾燥機で布団を何枚か洗って、持参した布団袋に入れて持ち帰ることができました。お礼に未使用の液体洗剤を1本差し上げました。
その後も何回かコインランドリーに行きましたが、家にたどり着く前にエネルギー切れ。コンビニの駐車場や自宅の駐車場で毛布をかけて、車中でひと眠りしてから家に入ったこともありました。
しかし、収納しても布団はまた季節が変われば使用するもの。子どもたちが勝手に出しては使用済みの布団を積み上げてそのまま放置です。
こんな生活をしばらく続けていたら、エネルギーが尽きてきたのと、収納の崩壊で家の中の均衡が完全に壊れ、唯一出来ていた洗濯も出来なくなってしまいました。今となっては、ごちゃごちゃとした家の中を眺めるたびに、なんて馬鹿だったんだろう・・・と後悔しきりです。
家をキレイに保つのって結構大変なんだな・・・と実感。出来ていないようで、意外と以前は頑張っていたんだなぁ、なんて思いました。
当時の私のことを、娘たちは「ママが怖かった」と証言しています。行動も異常でしたが、相当ピリピリしていたようです。後で聞いたのですが、ふたりとも学校の保健室にとどまって、主人や私の父が迎えに行ったこともあったそうです。
精神科には予約をキャンセルしてから行っていませんでした。
すでに「躁鬱の気が少し見られます」というようなことは言われていましたが、毎回「様子を見ましょう。次回は3週間後。」だったので、何となく行く気がしなかったのです。
しかし、主人の方にも呼び出しがあったみたいで「病院に来るように」と言われ、付き添われて行くことになったのでした。(つづく)
2019年最後の通院日 [双極性障害の治療]
いつからか主治医の先生はにこやかに迎えてくれるようになり、話もゆっくり聞いてくださいます。元々物静かな感じの方ですが、だいぶ印象が変わりました。先生とお話しするとなんだか癒されます。
「その後どうですか?」と問われるので、いつものように前通院日以降の3週間の生活を報告。
「それが、前半はダメダメでしたけど、後半は良かったです。急にお風呂場の大掃除ができました。それから、できなくなっていたお洗濯も急にできるようになりました。」と調子がいい旨をお話ししました。
先生に「それはいいですね。急にとおっしゃいましたが、前兆はあったのですか?」と問われたので、考えてみると「えーと、不要になった衣類の処分ができました。捨てたり、リサイクルに出したり。」とできたことが他にもあったのでした。
そう、ずーと前に仕分けだけして放置していたもう着られない衣料品の山を片付けることができました!ご近所にボランティアで子供服の古着を扱っていらっしゃる方がいまして、もう何年も前に声を掛けられたのにやっと応えることができました。
お風呂場のお掃除も、赤カビ黒カビが発生していたのが気になっていました。以前は洗剤をいろいろ買って試していたので、この場所にはこの洗剤、というのがありスッキリきれいになりました。天井の黒カビだけ旦那様に拭いてもらいました。言わなくてもやってほしいところです。
お洗濯はできるようになるまでが大変でした。洗濯機の排水のゴミ受けを全く掃除してくれないので、ヘドロがたまった状態でした。繊維が絡まっているので爪楊枝で取り除いて、やっとできるようになりました。元々私は毎日フィルターやゴミ受けは掃除する派です。
他に、子供部屋の大掃除もできました。なんだか臭くて・・・布団やベッドの隙間から靴下の片方がたくさん出てきました。布団も夏掛けが大量にベッドに乗ったままだったので撤去しました。順に洗濯しています。
「すごいじゃないですか。調子が良さそうなので、お薬はこのままでいきましょう。」と先生に褒められました。嬉しかったです。
「これ、躁状態なのか、調子がいいのか、分からないんですけど・・・休むのを忘れてしまうので。」と聞きますと、先生は「それ(休むの)を心がけていれば、調子がいい方だと思いますよ。」と言われました。次回は年明けなので「先生、良いお年を。」と言って診察室を出ました。
まだ家の中はぐちゃぐちゃで、これで年を越すのか・・・とげんなりしますが、洗濯は継続できるように毎日気をつけています。旦那様に任せていると、またヘドロになってしまうので。
その後、キッチンの排水溝が詰まったので掃除をしましたが・・・奥の方が今まで見たことがないほど黒カビで真っ黒でした。ひええええ。
うちの旦那様、掃除が嫌いなんですよね。娘たちもだらしないし。
家の中がぐちゃぐちゃなのは私のせいかと思っていましたが、家族の協力が今ひとつだからかなー。
まだやりたいことはたくさんありますが、休み休みできることをやっていこうと思います。
苦悩の跡 [双極性障害の治療]
私は巣ごもり生活で今まで手が付けられなかった紙ゴミの山に挑んでいました。シュレッダーをかけてかなりの量を粉々にしてやりました。しかし、疲れが出て、脳が書類を受け付けなくなりまして、今は休んでいます。代わりに軽い掃除などしております。
書類の山の中から、なくしたと思っていた2015年〜2016年頃に書いていたA5サイズのノートが出てきました。やることリストや愚痴やメモやら何やかんや書いてあるものです。
中を見てみると、躁うつ症状の苦悩の跡がくっきりと見られました。
ぎっしりと細かく書かれたやることリスト。その合間に「優先順位がわからない。」とか「だめだ、できない!」とか書きなぐってあります。
やることリストには「休む。」とか「がんばる。」とかまで書いてあったり、「わからない、わからない、わからない。」と書いてあったりとか、「何でもできるようになりたい。」とか「寝れない。」「今日も眠れない・・・。」とか欄外に書いてあったりとか。「?」マークでいっぱいのページもありました。
家族への不満がいっぱい書かれたページも。
「どうしてやっと片付けた冬物をわざわざまた出してくるんだ?洗濯しても洗濯してもまた洗濯。使ったら置きっ放し。食器も置きっ放し。食べかけ飲みかけで置きっ放し。玄関の靴は揃えない。季節外れの靴も出す。濡れたタオルはラグの上に置いたまま。ゴミを落としても拾わない。床はゴミ箱か?ブラシも髪ゴムも髪の毛が絡まったまま、汚い。庭で遊んだら金物もプラスチックも雨ざらし。友達が来ると調子に乗って色々出して来る。見せびらかしたら玄関に置きっ放し。テーブルも洗面所もトイレも汚い。片付けても片付けても終わりがない。絶望。うつ病は治らない。悪くなるばかり。つらいつらいつらいつらいつらい。体が重くて動けない。働けない。出掛けられない。頭も働かない。分からない分からない、どうしよう。できないできないできない。」
そして赤い字で大きく「苦しくても、辛くても、自分で何とかしろ!!」と書いてあるページ。
以下もやることリストの合間に書いてあった言葉です。
「やろうと思っていたことをすぐに忘れてしまう。何でできないんだ?何で動けないんだ?」
「頑張っても身体が痛くなっただけだった。何をしてもダメなんだ。死んだら楽になるのか。誰も助けてはくれないよ。」
「できない。体が動かない。ポンコツ。」
「眠くて何もできなかった。またダメダメに逆戻りか?」
「調子はいいがバカだ。泣けるぜ。」
「分からない。頭が壊れている。」
「生きる価値なし。なぜ死なないんだ?命長ければ恥多し。」
「あとは下り坂だけじゃん。書いたってどうせできないんだよ。頭ぶっ壊れてるんだからさ。」
「もう抜け出せないんだ、アリ地獄から。無駄だ。早くいなくなれ。」
「もう本来の自分には戻れないのか。誰に助けを求めればいいんだ?時間ばかりが無駄に過ぎてゆく。そしてただ老いてゆくだけだ。」
ああ、今よりずっと辛かった頃の私。相当病んでましたね・・・。
依存症の傾向 [双極性障害の治療]
その頃は相変わらず強い眠気に悩まされていて、家事もろくに出来ませんでした。
疲れてくると、精神安定剤として処方されているレキソタン(ブロマゼパム)というお薬を服用しなければ集中力が落ちてきてしまって、めまいがして目を開けていられなくなったり、文字がうまく書けなくなったりなどの症状が出ていました。
その話を主治医の先生にしたところ意外な指摘をされました。
「依存症の傾向が見られますね。普通そのような症状は出ませんから。」
以前にもそのようなことを言われていたのですが、その日先生の判断でレキソタンの服用量を減らすことになりました。安定剤を服用しないと調子が悪いのに元凶がそのお薬の依存傾向とはいかに?と半信半疑でいましたが。先生曰く、
「5mgというのは量が多い方なんですよ。なので2mgに減らして様子をみましょう。」
だそうです。服用はお昼に1回、その他に頓服でも処方してもらっていました。
その日からしばらくはふらつきなどの症状に悩まされましたが、次第に体が慣れてきたのかその分量でも大丈夫になってきました。集中力が落ちてくるのはやはり辛いのでまだ頓服も処方していただいていましたが。
だいぶ時間が経ち、その他の要因で体調不良が3週間ほど続きほとんど毎日休んでいましたが、そのトンネルを抜けると急に家事が少しずつできるようになりました。ごく最近のことです。
最初は玄関の片付けと掃除が出来ました。段ボールとかたくさん置いてあったのですけど、徐々に中身を片付けたり、資源ごみでまとめて捨てたりして撤去してスッキリしてきました。
すると、次にキッチンの掃除やトイレ掃除などが出来るようになりました。
そしてずっと出来ずに頭を抱えていた大量の洗濯物の山・・・何ヶ月も、いや何年も片付けられなかった畳んでいない衣類の入ったたくさんの洗濯カゴ。家族が着るものを掘り出して着るという不便な生活に終止符が打たれる日がやってきました。
非常に疲れましたが、たった1日で!全部衣類を畳みました。自分でも驚きです。
そして翌日にはタンスに全部しまうことに成功しました!
現在はその状態を維持すべく、毎日お洗濯など継続しています。
お薬を減量したことの効果が出てきたのかな?強い眠気は副作用が強く出ていたのかも???
この好調な状況は鬱の症状が良くなっているのか、はたまたいっときの躁状態なのかは自分でも判断しかねますが、年末まで大掃除をゆる〜くやるつもりで家事をやり続けてみたい!と思っています。疲労感が半端ないので、休み休み、できるだけ、ですけどね。
以上、お薬の減量と近況の報告でした〜。