育児放棄 [産後うつ]
どん底の頃、私も育児をひとりで抱え込んでしまっていたので、他人事ではないような気がして。テレビのようなメディアは、家から出られず動けない時に情報を得やすいので、一言でも何か、辛い育児から抜け出すヒントを与えてくれたらいいのに、と切に思います。
いくらかわいい子どもでも、ひとりで育児を抱え込んだり、四六時中べったりだったりして、お母さんの気が休まる時がなかったら、かわいい子がかわいくないように思えてしまうことも、あります。そこまで追い込まれてしまう前に、誰かの助けが必要です。でも、どう助けを求めたら、深刻な事態が伝わるのでしょうか。
私は旦那さまを一番頼りにしていました。育児にも協力的で優しいパパです。それでも、仕事が忙しく、産後うつを知らなかった頃は、「子どもと一緒にいると疲れる。」「頭が痛い。」と私が体調不良を訴えても、「わかるよ。俺も仕事忙しいから疲れてるよ。」「わかるよ。頭痛くなるよね。でも仕事してるよ。」という調子で、「わかるよ」と言いながら聞き流している感じでした。
「俺の方が仕事で疲れている」という目線からしか、育児の疲れを見てくれていないようでした。
幸いわが家の場合、私の育児のストレスがピークに達して、キレて泣いて騒いだり、子どもに怒りすぎたり、物を投げたり、荒れるようになってから、旦那さまも深刻に受け止め、家族を第一に、気を使ってくれるようになりました。そして「うつ病」の診断はパンチが効いていたようです。今は本当に心配してくれています。
育児が困難だったら、誰かに子どもたちのことを頼んじゃうのは、育児放棄ではありません。むしろ育児をあきらめない、ということだと思います。
見栄とか遠慮とか意地とか母親としての責任感とか、いろんな感情を乗り越えて、開き直ってちょっと図々しくなっても、子どもたちのためにどうしてあげたらいいのか、いい方法が見つかるといいな、と思います。
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