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赤ちゃん返り [産後うつ]

女性専門外来に電話予約をしてから、空いてしまった初診までの1ヶ月の間、長女のいわゆる「赤ちゃん返り」が始まりました。


幼稚園に通っていた長女は当時5才。毎朝、グスって幼稚園に出掛ける支度をせず、せかすとマリオネットのようにグデグデになって動かず、怒ると幼稚園に行かなーいと床に寝転んで泣き叫びました。

この時、私は長女がグズるほど、どんどん頭が重くなって頭痛がひどくなり、もう目も開かなくなってきて、身体も重く、辛くて辛くて、もう気がヘンになりそうで、長女をひっぱたいたり蹴飛ばしたりしたこともありました。「お母さん具合が悪いからお願い!幼稚園にいく支度をして!」そういっても聞かない長女。

こんな地獄のような状態は自力では抜け出せないので、車で10分ほどのところにある実家の母を呼んで、娘をなだめる役をお願いしました。遅刻しながらもなんとか幼稚園に行かせたものの、このような状態が毎日続き、泣き叫ぶのを無理矢理抱っこして連れて行ったり、お休みさせてしまったりしていました。

幼稚園に相談すると、遅くなってもいいから連れてきてください、と言われ、お昼近くになって母に連れて行ってもらうこともありました。担任の先生やベテランの先生が長女に話をしてくれたりしましたが、幼稚園でも泣いたりしているようでした。このころ担任の先生には私の体調が悪いこと、病院を予約していることを伝えました。

この嵐のような日々は、2週間ほどでおさまりました。ちょうどこの頃、ネットで検索して自分の症状が「産後うつ」だと気付きました。それで赤ちゃん扱いせず、長女に真剣に話をしまた。

お母さんは病気で、今度病院に行くんだよ。赤ちゃんもいて大変だから、グズらないでお母さんを助けて!

不思議なんですけど、「具合が悪い」という言葉は分かりにくかったようですが「病気」と言ったら理解してくれたようでした。大人同士で話しているのを漏れ聞いたりして、彼女なりに、ホントにママ病気なんだ、と悟ったようです。

普段からしゃべり方は幼いのに大人びたことをいう子でしたが、この頃から、とても聞き分けのいい子に変わっていきました。甘えて、幼稚園のしたくなど自分のことは自分でして、というお願いを、ママは赤ちゃんの方がかわいいんだ!と勝手に解釈してグズッていたようです。

今では7才にして「うつ」という病気のことも理解しているようです。「うつ」に対する偏見からいじめにつながるのではと心配なので、お友達には言わないようにと口止めしていましたが、しゃべっちゃったよーなんて言ってましたけど。


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