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針のむしろ [うつ病の治療]

記事「ストレスの蓄積」のつづきです。2016年10月の出来事。


一晩で睡眠導入剤を30錠飲んでしまった翌朝、さすがにフラフラしているのを見て、普段は鈍感な旦那様が異変に気づきました。そして会社を休んで、かかりつけの精神科に付き添ってくれました。

主治医の先生は、冷静に話していたものの、自分が処方したお薬を悪用されたと感じたらしく、怒りをにじませていました。看護師さんも怒っているようでしたが同席してくださいました。

主治医:「それでどれくらい飲んだんですか?」
私:「10錠ずつ、起きたらまた10錠、起きたらまた10錠、で30錠です。」
主治医:「・・・」
私:「30錠一度に飲んだら吐いてしまうかもしれませんから。とにかく眠りたかったんです。」
主治医:「・・・」

この頃の私は、夜な夜なネットで自殺や自傷行為、OD(オーバードース)の記事を読んでいて、かなり病んでいました。

しかし、30錠が致死量ではないことを知っていたので、この時は自殺未遂ではなく、タチが悪い自傷行為でした。

主治医:「・・・とにかく、点滴をして体から早くお薬を排出しましょう。それから、睡眠導入剤は当分処方しませんよ。お薬の管理は旦那さんがしてください。」

私は看護師さんに別室に連れて行かれ、多分生理食塩水だと思いますが、点滴をしてもらいました。

旦那様は何も言いませんでしたが、私が点滴中に先生と何か話したのかも分かりません。

とにかく診察室では、この人騒がせな女にみんな迷惑顔で、針のむしろのようでした。誰も心配していたわってくれるようなことはありませんでした。

そんなものです。


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