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衝動、その後 [うつ病の治療]

記事「衝動」のつづきです。2017年10月末の出来事。


後になって考えてみると、自分が「衝動的に」2階のベランダから飛び降りようとしたことは、我ながら驚きでした。自分はそんなバカなことをしないだろう、する勇気がない、と思っていたので。

改めてうつ病あるいは双極性障害は自殺の恐れがある病なのだな・・・と実感しました。

しかしこの時は、主人の言葉と態度「どうせ脅しだろ。そうすればみんなが言うことを聞くと思ってるんだろ。」と言って会社に出かけて行ってしまったことにショックを受けていました。

泣いて取り乱しながら、スマホで出勤前の弟や妹に電話をしてしまいました。ふたりとも仕事が忙しいので迷惑だっただろうと思います。

それから・・・早朝なので電話を掛けられるところが思いつかず、何を思ったか最寄りの警察の生活安全課に電話してしまいました。電話詐欺の対策に登録していたのです。

泣きながら話をして「朝からこんなことで電話して済みませんでした。」と言って電話を切りました。

この日はたまたま訪問看護の日でした。こちらは逆にキャンセルにしてくださいと言ったような・・・気がするのですが、明らかに様子がおかしかったので「伺います。」と言われてしまいました。

精神安定剤を服用して、少し気持ちを落ち着かせていたところ、玄関のチャイムがなりました。

見知らぬ若い男女が訪ねてきました。私服警官の方々でした。来てくれちゃったんだ・・・。

そして訪問看護の方も2人来て、私と警察官の方と訪問看護の方の5人でリビングで話をすると言う構図になりました。自分で呼んでおいてこの状況もキツかったです。

この時何を喋ったのかよく憶えていないのですが、まだ気が動転していて泣きながら朝の出来事を話したような・・・?

そこへまた玄関のチャイムが鳴り来客が。

「え、来てくれたの???」

現れたのは、仕事を休んで来てくれた弟でした。心配してわざわざ来てくれるとは思いませんでした。

「姉、大丈夫か。」と優しい弟。

そして少し話をして、警察官の方々、訪問看護の方々に「僕が付き添いますので、お引き取りください。」と言ってくれました。申し訳ない・・・また人騒がせで迷惑な女になってしまいました。

ちなみに、この時主人の言動を悪く言う人は誰もいませんでした。むしろ「旦那さんも大変だな。」と呆れられたのかもしれません。

警察からは後日「こちらでは対応できませんので、児童相談所に連絡を入れておきました。」という電話がありました。

最近になって知ったのですが、私には内緒で主人が児童相談所に呼び出されて「お父さんがお子さんたちを守ってあげてくださいね。」と言われたそうです。それで事情を説明したとか。

訪問看護の方は「この件は主治医の先生に私たちから報告させていただいていいですか。」と言ってくださったのでお願いしました。しかし、病院の予約はキャンセルしてしまって、次の通院は11月中旬頃となったのですが・・・。

弟はお昼過ぎまで一緒にいて話を聞いてくれました。弟の普段聞けない話も聞きました。

独身の弟は、もうずいぶん昔ですが命に関わる大きな病を乗り越えました。だから家庭を持つのには不安がある、また病気になったら・・・と考えてしまう、と。弟の心情を初めて聞きました。

私が落ち着きを取り戻したのを見ると弟は「じゃあ、会社にでも行こうかな。」と言って帰りました。

やっぱり忙しかったんだよね・・・みんなに迷惑を掛けてしまって、この後どーんとうつ状態に突入か、と思いきや、この後さらに大変なことになってしまいました。

反動なのか逆に躁状態となり、主人からの電話やメールは着信拒否にして、「周りに迷惑かけてしまうので『自分で何とかしなければ』」という言葉にがんじがらめにされて、躁全開で突っ走ってしまったのでした。(つづく)


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