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誤解 [育児あれこれ]

幼い子どもは自分の体調不良を言葉でうまく表現できないものですね。


現在小5の次女のことを「根性がないのかな?」と誤解していたことがありました。

それは、スイミング教室を3年生で辞めてしまったこと。6年生まで続けて欲しかったけれど、どうしても「疲れて嫌だ。」と言って聞きませんでした。それで退会することに。全身運動する機会がなくなってしまうのがとても残念でした。

運動会でも走るのは遅い方です。練習させようと「ちょっと走って見せて。」と言うと、ふざけてるのかな?と思えるような走り方で、これではお友だちからも真面目に走っていないように思われてしまうのではないか・・・と危惧していました。

ところが寒かった小4の冬、しょっちゅう「足が痛い。」と言うようになりました。

小学校の保健の先生も心配してくださってお電話をいただき、「階段を上るのも辛そうなので、一度整形外科を受診してみてください。」と助言してくださいました。

それで、整形外科で股関節のレントゲンを撮ってもらうと、意外な事実が判明しました。

「『臼蓋形成不全』ですね。先天的なものです。」とのお医者様の診断。

きゅ、きゅうがいけいせいふぜん、とは???

なんと、生まれつき足の付け根の骨のつき方が浅くて、股関節が痛むことがあるというのです。

走った時や、階段の上り下り、寒い時期にも痛むそう。おそらくスイミングの時も痛かったのでしょう。人によっては大人になるまで気づかずに過ごしてしまうこともあるそうですが、『変形性股関節症』を発症して痛みで骨形成の手術を受ける方もいるそうです。

成長期の子どもは、手術を受けることはできず、痛んだ時に鎮痛剤を服用することや温湿布を貼るなどの対処療法しかないそうです。

根性がない訳じゃなかったんだ・・・。

この診断は私にはとても衝撃的でした。そして、誤解していてごめんなさい、という気持ちになりました。

本人に「今まで痛いの、何で言わなかったの?」と聞くと、「みんなこういうものなのかと思ってた。」と答えました。なるほど、他の人のことは分かんないよねー。

現在は、学校の書類などに体育の授業で配慮をお願いしたり、痛む時は処方してもらった「カロナール」など小児用の鎮痛剤を飲むように伝えたりして、その都度、事情を説明しています。

ずっと痛みを抱えていたんだね。気が付かなくて、ごめんなさい。(ToT)


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