憧れだった絵本『チャイクロ』 [ママ文庫]
うちの母は、私同様にとても心配性な人でしたが、その反面、長時間、幼い子から目を離している迂闊(うかつ)な人でした。いつもひとりでテレビの前に放ったらかしにされていました。その話を母にすると「アタシは忙しかったんだ。フン!」とムッとします(笑)。
実家は築何年だかも分からない古民家でした。トイレも外にあり嫌でした。
広い間口の入り口には門扉がなかったので、うちの父は私が道路に飛び出さないようにハシゴを横倒しにして通せんぼしていました。でも、裏口はいつも開けっ放し・・・。
私がまだ2、3歳だった頃、ひとりで近所の幼なじみの家に歩いて行きました。大人の足で歩いて5分くらいの所です。目的は憧れの絵本を見るため・・・そのお宅の廊下に置いてあるのをチラッと見かけたからです。
当時、CMでよく流れていたチャイム・ブックローンの『チャイクロ』。
確か「チャイクロと いっしょに 幼い心は旅に出るぅ〜ぅ。」というCMソングで、1ヶ月に1冊ずつ届く絵本でした。幼なじみの家の廊下のサッシから家の中を覗き込んで、やっぱりあった!と確認すると、自宅に引き返しました。
ところが、まだ幼かったため、疲れて歩きながら寝てしまいました。曲がるべきところを直進し、浅い流れの側溝に落ちました。たまたま近所の人が見ていて、すぐに川から引き上げてくれたので事なきを得ました。
この時の「勝手にひとりでお出かけ」は初めてではなく、それ以前にも、大人の足で歩いて10分くらいの所にある、うちの畑までひとりで歩いて行ってしまったこともありました。やっぱりひとりで放ったらかしにされていて、裏口が開けっ放しでした。
畑の帰り、いつも軽トラから見ていた流れる景色の中ガードレールが印象に残っていたので、川沿いに行けば辿り着けるんだな、と気付いたのです。
夕方、畑では父と祖母がひとりで歩いて来たのか!とビックリ。母は家で、子どもがいなくなったと大騒ぎしていたそうです。通りかかったカブ(単車)のおじさんが、無事だよ〜と家に知らせてくれました。
この時、私は1歳10ヶ月。当時はまだ、自動車よりテーラー(農耕車)の方が、けたたましいエンジン音を上げながら道路を走っていた、のどかなド田舎だったので無事でした。
ところで、憧れだった絵本『チャイクロ』ですが、何気なく検索してみたらまだ売っていて驚きました。ロングセラー商品なんですね〜。
CHIME公式ホームページはこちら→ http://www.blg.co.jp/chime_kbl/index.html
チャイクロは知りませんでした!!
子どもの頃、大冒険と思って出かけていた場所、あります!
でも大人になってふとそのことを思い出してどこだったかな〜?と出かけてみたら意外にも近所で拍子抜けしたような(^_^;
2〜3歳の頃のことは覚えてないけど、うちも田舎なので結構外に出て行っても誰も心配しないような感じでした☆
by キク (2012-04-13 21:57)
チャイクロ、聞いたことあります。が、何で聞いたことあるのか記憶にありません。(>w< )
うちの妹も2〜3才くらいのとき、勝手に近所のスーパーまで歩いていって(大人の足で徒歩5分)欲しいお菓子を持って帰ってきてしまったそうです。(もちろんお金なんてもの知らないので、払ってきてません…。)後で母が大慌てだったとか…。(m´・ω・`)m
by はづき (2012-04-13 23:48)
皆様、nice!たくさんありがとうございます!
チャイム・ブックローンンの公式サイトを見てみたら、「脳科学者の久保田競先生が推薦」とありました。あの久保田カヨ子さんの旦那さまですね〜。
>キクさん、コメントありがとうございます!
今思うと、すぐ近所でもまだひとりでお出かけはキケンでしたね。自分が1〜3歳だという自覚がなかったんですよね。チャイクロは、未だに
読んだことはないんですよ。憧れのまま記憶に残っていました。
>はづきさん、コメントありがとうございます!
考えてみると、あの時ヘタすれば死んでたかもぉ・・・なんて目に、誰でも一度は遭っているものですね(笑)。子どもが小さいうちは、神経質になりすぎても子どもの冒険心を削いでしまいますが、それとなく見守りたいですね・・・。
by 這い上がるママ (2012-04-14 14:02)