日本脳炎の予防接種 [育児あれこれ]
この間の土曜日、雨が降ってまた少し寒くなったせいか、風邪をひいたようです。熱もなく今のところたいしたことはなさそうですが、ちょうどお医者様にお聞きしたいことがあったので、平日ですいている時に病院に連れて行けて良かったです。
聞きたかったのは、日本脳炎の予防接種のこと。
1才くらいの時に一度接種したまま、そのワクチンの使用が副作用などの問題から「積極的勧奨の差し控え」となり、そのままになっていました。新しいワクチンの接種が始まり、「積極的な勧奨」が再開されたことは聞いていたものの、接種費用の公費負担などどうなるのか、この前聞いた時はまだ分からない、とのことでした。
娘はもう7才半を過ぎてしまったので、フォローアップ外来の時に、掛かりつけの小児科の先生にどうしたらいいか相談するように、と言われました。
今日それについて聞いてみると、9才以上13才未満(標準として9才)の追加免疫の2期に1回とされていた接種期間で2回接種しても良いということになった、ということでした。その際の接種費用も公費負担されるそうです。うちの娘のように、基礎免疫の1期に1回受けたきりになっている子どもさんが多いということで、変わったのかも。
日本脳炎は、現在の日本でそれほど多く流行しているような病気ではないのかもしれませんが、小児科の先生によると、将来海外に留学をすることなどがあると、受け入れ先の海外の学校で、日本脳炎に限らず色々なワクチンが接種済みかどうか、日本よりもずっと厳しく問われることがあるそうです。そのため、小さい頃に予防接種が不十分だったお子さんが留学直前になって、駆け込みで幾つも予防接種を受けにくるケースがままあるそうです。
東アジア・南アジアにかけて広く分布する病気とのことなので、将来、旅行や出張でアジアのどこかの国に出かけた時に感染するということもありえるかも。
私としては、娘が9才になるのを待って2回、日本脳炎の予防接種を受けさせようと考えています。まだちょっと先のことなので、覚えておかないと。
(厚生労働省の関連記事のページ)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/annai.html
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou21/dl/nouen_qa.pdf
<以下、田辺三菱製薬発行のパンフレットより引用>
日本脳炎は、ブタの体内で増殖された日本脳炎ウィルスがそのブタを刺した蚊(主にコガタアカイエカ)を媒介として人に感染する病気です。そのため、蚊の動きが活発になる夏にはとくに注意が必要です。
ほとんどの人は感染しても気がつかない程度で済んでしまいますが、ごくまれに発病し、その発病率は100〜1,000人に1人程度と考えられています。
症状は、数日間の高熱、頭痛、嘔吐などに引き続き、急激に光への過敏症、意識障害(意識がなくなること)、神経系障害(脳の障害)などを生じます。発病すると死亡したり後遺症が残ることもあります。
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