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ドラマ『家族のうた』 [テレビ三昧]

放送前から(マイナスの意味で)話題だったオダギリジョーさん主演のドラマ、フジテレビ『家族のうた』。低視聴率につき8話で打ち切り決定、というニュースが駆け巡りましたね。


先日の土曜日に4話まで一気に見たのですが、このドラマ、今クールの中ではけっこう面白い方だけどなぁ???・・・と個人的には思いました。

孤高のロックンローラー。自己愛が強く、過去の栄光を引きずったまま、周りを振り回して、自分のロック魂を貫く男。都合の悪い事は「ロックに免じて!」と言い放つ。そんな主人公ですかね。

言葉遣いも悪いし、態度もでかい!

しかし、このロックンローラー、生活の事は深く考えないらしく、「あなたの子どもです。」と言って突然現れた子どもたちや、見ず知らずの謎のおじいさんまで、すったもんだあって流れで同居してしまいます。いいのか、それでっ。

他にもこのドラマの中には、「それ、ダメでしょ〜。」と思わずツッコミたくなるところが随所に出てきます。

●子どもがドライヤーを付けっぱなしのまま寝てしまう。火事になっちゃうよ〜。
●子どもが知らないおじいさんと親しくなって(藤竜也さん)ついて行ってしまう。危ないよぅ。
●所属事務所との契約書をろくに読まないで、言われるままサインしてしまう。要確認でしょ!

落ちぶれてもそれに気付いていないかのように振る舞う、ダメな大人の見本の様な男・・・なのに、自分を貫いたロック魂の哲学を、吐き捨てるように子どもたちに披露すると、「カッコいい!」と子どもたちの心を動かすのですよ。

自分に正直に生きる、って、なかなか現実的には難しいことを、今の子どもたちも心得ていますからね。妥協、そして調和。それが処世術ですわ。

勇気を出して、自分の考えを言う。そういう負けん気を、子どもたちに主人公が与えるのですよ。

出演者の方々も魅力的です。

主演のオダギリジョーさんのライブシーンはバッチリ決まっていて、説得力のあるパフォーマンスだと思いますし、髪型もファッションもバリバリロッカーです(まぁ、普段から個性的なイメージですけどね)。

それから、マネージャー役のユースケ・サンタマリアさんと、バーのマスター役のトータス松本さんの競演が見られて嬉しいです。ずいぶん昔ですけど、このおふたりとビートたけしさんの3人で、面白すぎる深夜番組をやっていました。知っている方いらっしゃるかな〜?

読売テレビ『新橋ミュージックホール』。

番組内で「ぢ・大黒堂」というユニットまで結成していました。こちらのローカル局では放送されていなかったのですけど、深夜だったため、アンテナを微調整すると電波を拾えて、かろうじて映ったので録画してました(かぎりなく砂嵐に近い状態)。

子役さんたちの演技も素晴らしいし、出演シーンは少ないのですが武田真治さんやモデルの前川泰之さん(元フジテレビアナウンサー政井マヤさんの旦那さまらしい)などイケメンも登場。そして、ゲストに登場する方々も・・・何気に豪華。

謎のおじいさん役の藤達也さんは、かつては渋いイメージの俳優さんでしたが、いい意味でしょぼくれた感じが出ています。新境地でしょうか。

他局のドラマの盗作、との前評判というかトラブルがありましたが、印象は全然違いました。『マルモのおきて』の二番煎じかな?と言う方が合うかな。同じ枠だし。

どちらも良くも悪くも「子どもたちと話をする」というところが共通しているかな。『マルモ』では子どもと同じ目線で。このドラマでは「一方的に持論を展開」ですが。子どもからしたら、身近な大人が何を考えているのか分からないって、嫌ですよね。

パソコンやケータイ、ゲーム機に気を取られて、ついつい無言の一家団欒になってしまう現代。

こういうドラマも、面白いと思うけどな〜。

余談ですが・・・何となく、最近バラエディーやトーク番組でよくお見かけするダイヤモンド☆ユカイさんと、主人公のロッカーのイメージが重なります。ロックで売れて、金銭面など痛い目にも遭って・・・いろんな経験を経て、今もロッカーであることを貫きながら、強烈な個性を保っていらっしゃいます。

日本テレビ『おしゃれイズム』で紹介されたご自宅は、上空から見ると星形でした。すごいこだわり。他の人と同じじゃ嫌なのね〜。


タグ:テレビ
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這い上がるママ

皆様、nice!たくさんありがとうございます!

まだ全然見ていない連ドラがいくつかあります。ストーリーが分からなくて挫折したドラマも・・・。
by 這い上がるママ (2012-05-16 21:34) 

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